2010年7月19日月曜日

開高健の世界展 県立神奈川近代文学館

暑い。

梅雨が開けた途端にこの暑さになるのは毎年のことだったか?

始めて港の見える丘公園に来た。
神奈川にはもう都合15年は済んでいるのに、始めてこの公園に来た。

この公園の記憶は、きっとこの暑さだけになるだろう。

開高健については、ただの食道楽。釣り道楽のおっさんだと思っていた。

だから少年時代の痩せて小さな開高の写真を見たときに、意外な印象を受けた。

展示は彼の幼少から最期まで、順を追ってあった。
彼は戦争していた頃のベトナムにも行っていたのだった。
かすかな記憶だが、自分が子供の頃、ベトナムで戦争していた事はわかっていったと思う。

その当時に開高はそのベトナムで生死の間をさ迷っていたのだ。

その時、彼は何を考え感じていたのだろう。
少し彼に興味が沸いた。

帰ったら彼の自伝的小説。『青い月曜日』を探してみよう。

公園内の喫茶『霧笛』のアイスコーヒーが旨い。